北条では祭りの前日に飾り付けを終えた屋台が各町の街道や辻で披露されます。
これを「おゝならし」といい、本来は四本柱の締め具合を確認するため、幕や提灯を張らずに練り出していました。また太鼓の「鳴り」を確認するという意味や、練り子の肩を「慣らす」などの意味がありましたが、台車を使用する事の多くなった現在では祭りの前景気を盛り上げるお披露目的な風習として行われています。
その昔ある区では、祭りの当日より賑わうのが“おゝならし”であり、公民館や区長宅前で担ぎ差し上げては酒をよばれ、屋台の担ぎ方をめぐり議論してはまた酒を飲み、終わる頃には取っ組み合いの喧嘩に発展する時代もあったそうです。
現在、おゝならしを行っている地区は東郷「御旅町」「本町」「栗田」「横尾」「古坂」で西郷では「笠屋」のみとなっています。


御旅町(左写真)と横尾(右写真)の「おゝならし」風景 平成16年4月2日(金)
